by

お猿が、PEG(胃ろう)となり、約3か月経過。

本当に、福ちゃんは、自分で言うのもなんだが、迷いや葛藤があったけれど、良い決断をしたなぁと、PEGの恩恵に感謝、感謝な毎日。

周囲からも、お猿が更に元気になり、「本当に、良かったねぇ」と言われる。

が、お猿が元気で長生き・・・は、福ちゃんの本位ではないのかもなぁぁぁと思う。ハハハ。

とは言え、元気である事は、福ちゃんが、お猿を在宅でケアする上で、かなり助かるのは事実。

で、今週も、お猿は、無呼吸で死ぬ事無く、修学旅行から、無事、ご帰宅。先週の修学旅行では、就寝中の無呼吸が発覚し、多少、ザワザワって感じだった。

今日のお猿は、お昼前から、温泉へ。温泉と言っても、施設の入浴サービス利用。今日は、お猿の教え子であるMちゃんが、お猿の入浴介助だとか何とか・・・。

そ~んな巡り合わせに、福ちゃんは、「あ~~~ぁぁぁ」「人生は、持ちつ持たれつで、回っているんだよなぁ」と思える。

昨日のお猿は、施設利用が無く、休日で、通常通り、「1日中、我が家で、福ちゃんと一緒!」だった。

な~んとなく、意識がアップって感じのお猿は、福ちゃんの問い掛けに、お猿にしては、ハキハキと答えていた。

福ちゃんが、「ねぇねぇ、お猿ぅ」「修学旅行では、お友達が出来た?」と聞くと、お猿は、「出来た!」と言う。

なので、福ちゃんが、「お猿は、お友達からは、何て呼ばれているの?」と聞くと、お猿は、「福ちゃん!」と答える。

と、そこで、福ちゃんは、「当然!」って感じで、突然、「豊田真由子さん」となり、「違うだろう!」「お前は、お猿だろう!」「福ちゃんな訳、無いだろう!」と、お猿を叱ると、お猿は、無言・・・。

その後も、同様な事件は続き・・・。

夜、お猿は、お猿の好きなバレーボールの試合をTVで観ていた。昨夜は、日本とブラジルの女子チームの試合だった。

TVを観ない福ちゃんは、その間、自由時間となり、別室で、の~んびり過ごしている。で、たま~に、お猿の部屋へ様子を見に行く。

昨夜も、お猿の部屋へ様子伺いに行き、お猿に、「お猿、どっちが勝っている?」と聞くと、お猿は、「岡山!」とか何とか・・・。

岡山は、実業団の強いチームがあるので、お猿にとっては、「日本って事か・・・」と思った。

で、30分後に、再度、福ちゃんは、お猿に同じ質問をすると、お猿は、福ちゃんの地元の市を言う。

なので、福ちゃんは、お猿に、「え?」「今、ブラジルの方々が、ここに来て、バレーボールの試合をしているのか?」と聞くと、お猿は、またまた、無言・・・。

そこで、福ちゃんは、これまた、「当然!」って感じで、突然、「豊田真由子さん」となり、「違うだろう!」「お前は、馬鹿なんだから!」「日本とブラジルの試合だろう!」と、お猿を叱り、お猿は、更に、無言・・・。

と、相変わらず、PEGとなっても、福ちゃんに叱られてばかりのお猿だが、それでも、我が家での生活が良いらしい。

施設へ行く朝は、お迎えの時間が近づくと、顔が下向き・・・。

そんなお猿に、福ちゃんは、今朝、「今日は、お風呂だけで、帰宅だから!」「家に戻りたいの?」「戻りたくないの?」と聞くと、お猿は、「戻りたいでしゅ!」「戻りましゅ!」と、力強く言っていた。

やっぱ、泊まりは嫌なんだろうなぁと感じるが、最低週2日は、修学旅行に行って、泊まってもらわないと、福ちゃんの「豊田真由子さん」状態が増え、更には、「日野皓正さん」の登場となってしまうからさぁ。ドラムを叩かなくても、必然、お猿様は、福ちゃんに、叩かれる・・・って事になりかねないし。ハハハ。

で、今朝、施設からのお迎えの人が、「この前は、夜中も、大声で騒ぐ利用者さんが居たので・・・」「(お猿が)寝れないと言われて・・・」と、お猿の様子を教えてくれた。

修学旅行は個室とは言え、防音は無いので(と思われる)、仕方無いべ・・・と思う福ちゃん。プラス、お猿は、そもそも、寝たきりの類に入り、いつでも寝れる身分な訳だしさぁ。

とは言え、福ちゃんが、自分の身に置き換えれば、TVも、音楽も許可されない、って深夜に、大声で喚かれ、眠れない・・・ってのは、たまらないなぁとは思う。

さすがの「豊田真由子さん(この場合、福ちゃん)」も、夜中には、お猿を叱らないし、むしろ、お猿が寝れる様に、お猿をなだめたり、気を遣ったり・・・と、福ちゃんらしくないなぁと思いつつ、努める訳だし。へへへ。

まあ、お猿を気遣って・・・と言うより、福ちゃんが、さっさと、眠りたいから・・・って気持ちは強いけど。アハハハハ。

と、今朝、施設でのエピソードを聞き、福ちゃんは、「あ~~~ぁぁぁ」「やっぱ、そうだよなぁぁぁ」と思った。

修学旅行の様に、超短期であれば、お猿を施設に預けても良いかなぁと思うが、長期預けるのは、福ちゃんには、無理だなぁ。

特に、寝たきりの類に入れられると、寝かされたまま・・・であるし・・・。

PEGとなれば、口からの食事は、無いものとされるし・・・。

プラス、個室であっても、薄い壁で区切られているだけだし・・・。

お猿は、自分から、何かを言うって能力が無いので、聞かれるまで、ずっと、我慢するしかないしさぁ。

もしかして、そんなストレスも、頭皮の痒みや、抜け毛に繋がっているのかも知れないし。

それだって、福ちゃんが、お猿を在宅でケアしているから、日々の生活の中で気付ける事であり、施設に入れられたままであれば、「そんなものでしょ・・・」で片付けられるのだろうなぁ。

ふへ。

お猿の痒みに対し、木曜日の夜に、皮膚科の往診を受け、お猿は、諸々の処方をもらった。

皮膚科の主治医は、おっとりな女性医師なんだけれど、処方も、きちんと出してくれるし、何より、往診をお願い出来るので、福ちゃんは、本当に助かる。。

今回で皮膚科の往診は2回目だが、今回は、お猿の診察を終え、帰り際に、玄関で、福ちゃんが描いた絵を見て、「もしかして、美術系の人?」と質問された。

福ちゃんは、「??」と思ったが、お猿の部屋の装飾や、玄関先の諸々を見て、どうも、福ちゃんのクリエイティブな面がバレてしまったらしい・・・。ハハハ。半分、冗談。

でも、福ちゃんは、お猿のケアを通し、介護って、ケアをする側のクリエイティブな面も重要だなぁと感じる事は多い。

ケアをする上で、「こんなのあったらなぁ」と思うグッズを、自分の創意工夫で、必要に応じ、作り出せるアイディアや器用さは、「とても必要だなぁ」と、日々、感じるし・・・。

日本は、お金で、何でも揃う、便利な社会であるけれど、それに頼らず、自ら、必要な物を改良したり、作り出したり・・・。

福ちゃんは、お猿のケアをしながら、お猿との生活で、お猿に必要な物を見つけたり、それに合わせ、自分の発想、思い付き、創作、などなどの力を使い、実践に移して行くって感じの「プロセス」が楽しいなぁと思っている。

オムツ交換も、食事の介助も、ベッド上のポジショニングも、全て、ケアをする側や、ケアをされる側のニーズに合わせ、創意工夫が出来る事が、介護の醍醐味でもあるよなぁとも思っている。

要は、介護って、世話をするって意味ではなく、「供に生活をする」って事な訳だし。

人間が、どんな状態となっても、「心穏やかな生活を続けられる」って事が、介護でもあると思うしね。

そんな実践が、試行錯誤ではあるが、我が家の介護って気がしている。

多面的に、色々な事を試行錯誤しながら、実践し、結果、ケアをする側にとっても、ケアをされる側にとっても、心穏やかな時間を過ごせる・・・。

物質的な充実は必要だとは思うけれど、でも、それよりも大切なのは、内面の充実だと思うし。

介護とは、内面の充実があって、初めて、心穏やかな生活が可能となるのだろうなぁ。

と、皮膚科の往診後、妙に、そんな事を感じ、介護の意味を、自分なりに、再度確認していた福ちゃんだった。
福ちゃん
Posted by福ちゃん